“…も長く支持されてきた。 一方、フェミニズムの立場からは、むしろ女性性の過 度な受容 (Boskind-Lodahl, 1976)や女性性役割の急激な 変化 (Chernin, 1985;Orbach, 1985) (Bulik & Sullivan, 1993;Lacey, 1992) 。 また、一般の中学生から大学生までの女子とその母親 を対象とした研究においても、子どもの摂食障害傾向の 関連因子が報告されてきた。たとえば、母親自身の容姿 を重視する傾向 (Levine, Smolak, & Hayden, 1994)や、容 姿や体型に対する不満など、 母親の摂食障害傾向 (Benedikt, Wertheim, & Love., 1998;Pike & Rodin, 1991)や伝統主義的 性役割観 (Silverstein et al, 1988) 、 娘の容姿への憂慮 (Byeley et al, 2000;Smolak, Leveine, & Schermer, 1999)などが娘の 摂食障害傾向と関連していることが指摘されている。つ まり、摂食障害傾向の高い女子の母親は、摂食障害傾向 の低い女子の母親に比べ、自分の容姿への関心が強く、 ダイエットの経験が長く、母親自身の摂食障害傾向も高 いこと (Pike & Rodin, 1991) (Graber & Brooks-Gunn, 1996) (Cauffman & Steinberg, 1996)や、両親との関係への不満足感が強いこ と、また母親も同様に感じていること (Papini et al, 1990) , 48, 267-274. Benedikt, R., Wertheim, E. H., & Love, A.…”