2011
DOI: 10.1007/s10072-011-0781-3
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Acute “upside-down” visual inversion in a patient with multiple sclerosis

Abstract: Visual and oculomotor signs and symptoms are common and well defined in patients with multiple sclerosis. On the other hand, the phenomenon of "upside-down" reversal of vision is very rare and thus not well known. The physiopathology of this phenomenon also has not been well understood. Herein, we present a female patient with multiple sclerosis, who developed acute "upside-down" visual inversion, and discuss possible mechanisms of this rare phenomenon.

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“…また,本症例においてRVMの症状は一過性であり,過去の国内外のRVMの報告においても,症状の持続時間は3分~72時間と間隔にばらつきはあるがいずれも一過性である 1), 2), 3), 4), 5), 8), 9)。前述したように視界の正常な統合には後頭葉皮質のほか,片葉小節や,小脳の求心路である前庭小脳繊維の一部であり小脳虫部の下端である小脳垂と呼ばれる部位や,様々な感覚情報を集約,統合している頭頂葉皮質などが関連している 4), 7)。視界の統合には多くの入力情報が関与しており,視界の空間認知を司る部位は中枢神経系に広く分布していることから代償が効きやすいと考えられている。さらにRiverらの報告では 4),RVMを来している患者は体の傾きや反転,頭部の傾きなどの身体的感覚の変化を伴っていないことがほとんどであり,RVMは視覚的錯覚である可能性も考えられている。そして,閉眼などの視覚刺激や,体位変換などの体性感覚刺激に反応するニューロンに正常な情報が入力されることを契機として視覚的錯覚から回復しやすいと考えられている 4)。回復にこれらの複数の機序が働くことから一過性とはいえ持続時間にばらつき生じることが考えられる。…”
Section: 考  察unclassified
“…また,本症例においてRVMの症状は一過性であり,過去の国内外のRVMの報告においても,症状の持続時間は3分~72時間と間隔にばらつきはあるがいずれも一過性である 1), 2), 3), 4), 5), 8), 9)。前述したように視界の正常な統合には後頭葉皮質のほか,片葉小節や,小脳の求心路である前庭小脳繊維の一部であり小脳虫部の下端である小脳垂と呼ばれる部位や,様々な感覚情報を集約,統合している頭頂葉皮質などが関連している 4), 7)。視界の統合には多くの入力情報が関与しており,視界の空間認知を司る部位は中枢神経系に広く分布していることから代償が効きやすいと考えられている。さらにRiverらの報告では 4),RVMを来している患者は体の傾きや反転,頭部の傾きなどの身体的感覚の変化を伴っていないことがほとんどであり,RVMは視覚的錯覚である可能性も考えられている。そして,閉眼などの視覚刺激や,体位変換などの体性感覚刺激に反応するニューロンに正常な情報が入力されることを契機として視覚的錯覚から回復しやすいと考えられている 4)。回復にこれらの複数の機序が働くことから一過性とはいえ持続時間にばらつき生じることが考えられる。…”
Section: 考  察unclassified
“…Reversal of vision metamorphopsia has historically arisen from a central nervous system insult to the brain or spinal cord, where posterior circulation ischemia is the most common etiology (1,2). Other case reports of this phenomenon describe causes such as vestibular dysfunction, tumors, trauma, and multiple sclerosis (3,4). Patients presenting with RVM of a vestibular origin were more likely to suffer from multiple episodes, but with quicker resolution of symptoms (3).…”
mentioning
confidence: 99%