2008
DOI: 10.2329/perio.50.011
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Role of T-cell apoptosis by butyric acid, metabolic by-product of periodontopathic bacteria

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“…• 化学と生物 れている (23) .歯周病状態では血液・歯肉溝浸出液・歯 肉組織中の過酸化脂質が異常に高いことが報告されてい る (24,25) .その主な原因は,バイオフィルム中の歯周病 原菌が常に産生している代謝物・酵素などにより組織が 常に破壊されて,酸化ストレスが亢進していることと考 えられる (26) .歯周病では,歯茎などの細胞の栄養状態 が悪く,ビタミンなどが不足・欠乏している.その結 果,抗酸化力の低下,細胞のエネルギー代謝の低下など により,正常な代謝・修復・増殖が出来ず,術後の創傷 治癒も遅くなる (27) .歯周病とビタミンの関係をまとめ ると図 5 のようになる.抗酸化ビタミンであるβ-カロテ ン,ビタミン C,ビタミン E の血中濃度が低いと歯周病 になりやすく,抗酸化ビタミンの摂取により,歯周ポ ケットが改善されたことが報告されている (28) .システ マティックレビューでは,ビタミン C の摂取・血中濃度 と歯周病との間に負の相関があり (29) ,ビタミン E とリ コペンの摂取でも歯周病が改善し (23) ,歯周病治療をす ると,歯肉浸出液・唾液で酸化ストレスが軽減する (30) ことが報告されている. 球の吸着阻害,内皮細胞機能不全と考えられている (32) . 酸化ストレスと心疾患との関係をまとめると図 6 のよう になる (33) . ビタミン E の効果は,抗酸化力が低い群(タンパク質 ハプトグロビン遺伝子多型 2-2 型群や末期腎不全患者群 など)で明確である (34,35) .つまり,抗酸力が弱い集団 (41,42) . また,健康寿命と関係することで注目されているフレ イル状態でも体内の酸化ストレスが亢進しており (43) , 他の栄養素とともに,抗酸化ビタミンの血漿中濃度が低 下している (44) . 加えて,関節炎,糖尿病,不妊症などの酸化ストレス が亢進している疾患に対する抗酸化ビタミンの有用性が 検討されている (45,46) .…”
Section: 日本農芸化学会unclassified
“…• 化学と生物 れている (23) .歯周病状態では血液・歯肉溝浸出液・歯 肉組織中の過酸化脂質が異常に高いことが報告されてい る (24,25) .その主な原因は,バイオフィルム中の歯周病 原菌が常に産生している代謝物・酵素などにより組織が 常に破壊されて,酸化ストレスが亢進していることと考 えられる (26) .歯周病では,歯茎などの細胞の栄養状態 が悪く,ビタミンなどが不足・欠乏している.その結 果,抗酸化力の低下,細胞のエネルギー代謝の低下など により,正常な代謝・修復・増殖が出来ず,術後の創傷 治癒も遅くなる (27) .歯周病とビタミンの関係をまとめ ると図 5 のようになる.抗酸化ビタミンであるβ-カロテ ン,ビタミン C,ビタミン E の血中濃度が低いと歯周病 になりやすく,抗酸化ビタミンの摂取により,歯周ポ ケットが改善されたことが報告されている (28) .システ マティックレビューでは,ビタミン C の摂取・血中濃度 と歯周病との間に負の相関があり (29) ,ビタミン E とリ コペンの摂取でも歯周病が改善し (23) ,歯周病治療をす ると,歯肉浸出液・唾液で酸化ストレスが軽減する (30) ことが報告されている. 球の吸着阻害,内皮細胞機能不全と考えられている (32) . 酸化ストレスと心疾患との関係をまとめると図 6 のよう になる (33) . ビタミン E の効果は,抗酸化力が低い群(タンパク質 ハプトグロビン遺伝子多型 2-2 型群や末期腎不全患者群 など)で明確である (34,35) .つまり,抗酸力が弱い集団 (41,42) . また,健康寿命と関係することで注目されているフレ イル状態でも体内の酸化ストレスが亢進しており (43) , 他の栄養素とともに,抗酸化ビタミンの血漿中濃度が低 下している (44) . 加えて,関節炎,糖尿病,不妊症などの酸化ストレス が亢進している疾患に対する抗酸化ビタミンの有用性が 検討されている (45,46) .…”
Section: 日本農芸化学会unclassified