2022
DOI: 10.31219/osf.io/qujta
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アイテムバンクとAutomated Test Makerの開発と応⽤

Abstract: 関西学院大学では,スーパーグローバル大学創成支援事業の採択を受け,全学規模の 英語教育に関する多くの施策が計画されている。2017 年度からは,全学規模の統一プレイ スメントテスト,習熟度別クラス編成,および到達度テストが導入される。こうした変化 は,英語教育の成果を学部横断的に検証可能にするのみならず,縦断的に英語力の推移を 観察可能にする。しかし,こうした変化にはデメリットもある。大きな問題は学部独自の 教育内容と各種統一テストの測定内容との齟齬である。各学部は専門性を活かした英語教 育を行っている。著者らの所属する理工学部もその 1 つである。この問題を解決するため に,理工学部では,到達度テストとしての利用が予定されている TOEIC ® IP テストを念頭 に,約 2,000 問のアイテムバンクを開発した。本稿では,開発したアイテムバンクの一部 を古典的テスト理論と項目反応理論で分析し,アイテムバンクを授業で活用するために開 発した Automated Test Maker について述べる。

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