2024
DOI: 10.1002/jja2.12931
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カテコラミン製剤のシリンジ交換方法が患者の血圧変動に与える影響:単施設後方視的研究(Influence of catecholamine syringe changeover method on patient’s blood pressure variability: a single–center retrospective study)

新津 宥太,
土田 拓見,
佐藤 隆太
et al.

Abstract: 要旨【目的】本邦ではカテコラミンシリンジ交換法に関するエビデンスが不十分であり,シリンジ交換法も施設や個人により異なる。本研究の目的は,ICU患者におけるカテコラミンシリンジ交換方法が血圧変動に及ぼす影響を明らかにすることである。【対象】2020年4月1日から2022年3月31日までに行ったカテコラミン製剤のシリンジ交換308回(患者数119名)を対象とし,並列交換群とクイック交換群を傾向スコアマッチングを用いて比較した。また,収縮期血圧が90mmHg以下の状態における交換に限定したサブグループ解析と,シリンジ交換時の血圧変動におけるリスク因子を調べるためのロジスティック回帰分析を行った。【結果】傾向スコアマッチングによる解析およびサブグループ解析において,シリンジ交換後15分までの収縮期/拡張期/平均血圧の変動係数や絶対値は両群で有意差がなかった。ロジスティック回帰分析では,年齢がシリンジ交換時の血圧変動に対する唯一の危険因子であり(オッズ比:1.018,95%信頼区間:1.001 – 1.036),シリンジ交換方法は血圧変動に寄与しなかった(オッズ比:1.186,95%信頼区間:0.672 – 2.092)。【… Show more

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