“…,Calotropis gigantea(Reddy et al, 2011) ,バレイショ(S. tuberosum)(Jain et al, 2004) , ジ ュ ー ト(Corchorus capsularis)(Sivaprasad et al, 2011a) , タ ロ イ モ(Colocasia esculenta)(Sivaprasad et al, 2011b) , タマネギ(Sujitha et al, 2012) およびエンドウ (Pisum sativum)(Akram and Naimuddin, 2010)で発生が報告されて いる.インドでは近年,トマトへの被害が大きい.その他, イ ン ド ネ シ ア(Damayanti and Naidu, 2009) , ネ パ ー ル(Sharma, 1996) ,ベトナム(Thuan and Trung, 1996) ,タイ (Wongkaew and Chuapong, 1995) ,イラン(Golnaraghi et al, 2002)のラッカセイ,バングラデシュのトマト(Akhter et al, 2012)で発生が報告されている.GBNV は主にミナミキ イロアザミウマにより媒介され,低率(約 2%)で F. schultzei により媒介される(Lakshmi et al, 1995) .S. dorsalis は GBNV の媒介虫であるとされていた(Amin et al, 1981)が,本種は GBNV を媒介しないことが報告された(Lakshmi et al, 1995) Groundnut chlorotic fan-spot virus(GCFSV)として 提案された(Chen and Chiu, 1996; Chu et al, 2001) .GCFSV は台湾以外での発生報告はない.GCFSV は S. dorsalis によ り媒介される(Chen and Chiu, 1996) . Groundnut ringspot virus(GRSV) 南アフリカ共和国のラッカセイから分離されたトスポウ イルス A5 株は,血清反応に基づきブラジルのトマトから分 離されたトスポウイルス B8 株とともに独立した serogroup に分類された(de Alila et al, 1990) .N タンパク質のアミノ 酸配列より A5(原文献中では SA-05)株は独立した種であ る Groundnut ringspot virus(GRSV)として提案された(de Alila et al, 1993) .GRSV は,ブラジルでスイカ(Leao et al, 2015) , ト ル コ ギ キ ョ ウ(Alexandre et al, 1999) , レ タ ス (Lactuca sativa) ,ピーマン(de Avila et al, 1996) ,cubiu(S. sessiliflorum) (Boari et al, 2002)に発生が報告されている. 2012~2013 年には,ブラジルでラッカセイに大きな被害を 生じた(Camelo-garcia et al, 2014) .また,アルゼンチンで はトマト(Williams et al, 2001) ,ラッカセイ(Breuil et al, 2007)に,南アフリカではダイズに発生が報告されている (Pietersen and Marris, 2002) .2009 年にアメリカのフロリダ 州でトマト,ピーマン,tomatillo(Physalis philadelphica)お よびナス(S. melongena)に発生が報告された(Webster et al, 2010(Webster et al, , 2011 .GRSV はミカンキイロアザミウマ,F.…”